Cheese magazine チーズマガジン

パリのデパ地下 チーズ売場に行ってみました

先日、フランスに研修へ行った際、空き時間を利用して研修チームのメンバーとパリの有名百貨店、ギャルリーラファイエットへチーズ売場を見に行きました。百貨店は品ぞろえが豊富なので限られた時間で効率よくチーズを探したい方におすすめ!今回のチーズマガジンは、パリのデパ地下チーズ売場の様子をお伝えいたします。



売場は2ヶ所


チーズコーナーは、自分で棚から好きなものを取ってかごに入れるセルフ売場と、お店の人に頼んで、量り売りして包んでもらう対面売場の2ヶ所があり、どちらも食品売り場の集合レジでまとめてお会計をするスタイル。セルフ売場は、メーカー品が中心に扱われていて、日本でもおなじみのパッケージも見られます。対面売場は、生産者から買い付けた旬のチーズを選ぶことができます。


上から下までチーズがぎっしり!のセルフ売り場





セルフ売り場は、7段もある棚の上から下までチーズが陳列されていて、まさに「チーズの壁」のようです。冷気が逃げないように扉がついていたり、退色を防ぐためか、照明を落とすなど品質保持への配慮がうかがえます。


白カビタイプを選ぶにもサイズや形、乳脂肪など様々な種類があってどれをカゴに入れるか悩みます。迷った時は、食べきれるサイズの中から、気に入ったデザインの商品をパッケージ買いしてみるのも楽しいですね。

一口サイズのアペリティフ用チーズも充実しています。パッケージからそのままテーブルに出しても様になる美しさで、ちょっとしたホームパーティーにも合いそうです。中にはハムに巻かれたものなどもありました。さすがは美食の国、フランス!

「対面売場で買い物したいけど売場の人とのやり取りはハードルが高い・・・」という方にはカットチーズが少しずつアソートされたセットがおすすめ。「オーガニック製」、「●●県産」などテーマ別に用意されています。思いがけずお気に入りチーズと出会えるかも!?

本格チーズを量り売りの対面売場





対面売場は、国内外から仕入れた旬のチーズが裸の状態でケースに所狭しと並べられています。特に、ハード・セミハードタイプ等の大型チーズや、シェーブルタイプは圧巻の品揃えです。


チーズ以外にも生クリームなどの乳製品やチーズにあうフルーツソース、手作りチーズケーキなどの関連商品もあります。そして、生卵や巨大なヌガー(ヌガーの画像は手振れをおこして掲載できませんでした。残念!)なんかもあります。すこしふしぎな品ぞろえですね。

研修のコーディネーターNさんの提案でチーズを買って試食してみることにしました。300グラムぐらいまでの商品は1個売りですが、大型チーズは100グラムから買うことができます。





ショーケースから、「ボフォール・アルパージュ製」、「コンテ12ヶ月熟成」、「コンテ30ヶ月熟成」の3種類を選びました。お会計を済ませて、持ち込み可のフードコートで早速試食会のスタートです。ボフォールはミルクの風味と繊細な旨みがあって口どけが柔らかです。コンテ2種類は熟成違いの食べ比べをしました。12ヶ月熟成は、ほっくりとした食感があり、旨みを感じます。 30ヶ月熟成は、ねっとりとした食感があり、より濃縮した旨みと力強い塩分を感じます。どれも切りたてで鮮度抜群の状態で、おいしくいただきました。


レポートは以上です。お付き合いいただきありがとうございました。皆さんもフランスに行かれる際、時間があったら本場のチーズに触れみてはいかがでしょうか?日本ではなかなか出会えない、本場の味を楽しむことが出来るかもしれません。

番外編 チーズをおみやげに買って帰りたい時は・・・


対面売場の真空パックサービス案内


鮮度を保つために帰国の前日に買いましょう。保冷バッグ、ジップロックのようなチャック付の保存袋があると便利です。対面売場では真空パックサービスをしているお店もあり、「Sous-vide s’il vous plait. (スー・ヴィッド シルヴプレ)」と言うと真空パックにしてくれますよ。

注意!機内持ち込みについて

クリームチーズやカマンベール、ウォッシュチーズ等のソフトタイプのチーズは液体とみなされ、手荷物検査場で没収されることがあります(2019年4月現在)。出国前に購入したチーズはスーツケースに入れましょう。


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