EU GIチーズフェスティバルレポート
2018年9月29日、新しいチーズのイベント、EU GIチーズフェスティバルが誕生しました。今回はその様子をレポートいたします。
地理的表示 GI(Geographical Indication)
GIとは、農林水産物・食品等で産品の産地を特定でき、品質などの確立した特性が当該産地と結びついていることを特定できる名称の表示の事を言います。例えば「夕張メロン」や、「神戸ビーフ」等がこれに当たります。
日本やEUを含め多くの国では、このGIが知的財産として保護されており、他の地域で生産されたものや、本来の産地であっても品質基準を満たさないものにGIが使用されることがないように法律で取り締まられています。
EU GIチーズフェスティバル
GIチーズフェスティバルは、EUの特定地域で伝統的な手法で作られたGIマークの付いたチーズを見て、味わって楽しく学べるイベントです。
パネル展示
会場に入ると、まずはパネル展示が目に入ります。ここでは日本で保護されている26品あるEUのGIチーズや、認証の基準、日本においてGI認証された産品について学ぶことができます。
展示・試食ブースコーナー
続いては、展示・試食ブースコーナー。チーズが並べられている横では、試食が行われています。歴史や作り方などを聞きながら試食すると味わいもひとしお。切りたてのもの、オイルをかけたりピザ仕立てにしたものもあってちょっとしたアペリティフパーティーみたいで楽しい!
チーズのトークショー
ステージでは、チーズのトークショーが開催され、展示ブースよりも更に詳しい説明を聞くことが出来ます。こだわりの製法、歴史、製造法など、普段なかなか知ることが出来ない情報が満載で、語り手も聞き手も真剣そのもの。こちらも、試食付きです。
チーズプラトーの無料提供
ドリンクコーナーの横では、チーズプラトーが無料で提供されています。1プレートには3種類が載せられていて、1時間ごとに試食内容が変わります。ドリンクコーナーでワインを買って、チーズとのマリアージュを楽しんでいる方も多く見られました。
販売ブース
そして、販売ブースでは、EUのGIチーズをお得に買うことが出来ます。試食しておいしかったチーズにしようか、パッケージがおしゃれなチーズに挑戦してみようか、など、たくさんの種類があって思わず目移りしてしまいます。
まとめ
以上、駆け足ではありますが、EU GIチーズフェスティバルの様子をご紹介しました。当日は台風の影響で終日雨天の悪天候にも関わらず、800名近い来場があり大盛況のうちに幕を閉じました。このEU GIチーズフェスティバルは来年も行われる予定です。今回、行けなかった方、興味を持たれた方は是非来年足を運んでみてくださいね!