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シュレッドチーズ(とろけるミックスチーズ)の上手な冷凍保存法

シュレッドチーズ(とろけるミックスチーズ)の封を切って、冷蔵庫で保管していたら知らない間にカビが生えて食べられなくなってしまった…なんてことはありませんか?シュレッドチーズ、実は意外とカビが生えやすい商品なんです。そこで、今回のチーズマガジンはシュレッドチーズのおすすめ保管法をご紹介します。

そもそも賞味期限内にカビが生えるのはなぜ?

シュレッドチーズの賞味期限は、未開封の状態でおいしく安全に食べられる日付を記しています。一度開封すると、残念ですがこの賞味期限は無効になってしまいます。なぜなら、開封するとチーズが空気に触れてしまうからです。

空気中には、目に見えない雑菌が浮遊しています。カビが育つためには栄養と水分、そして空気が必要ですが、パッケージを開けた瞬間に空気に触れてこの条件が全てそろいます。そして、空気中の菌がそのままチーズに付着して、状況によって早いと1週間、遅いと1ヶ月ぐらいからカビが生え始めます。

開封後は、保管場所を冷蔵庫から冷凍庫へ

「早いと1週間でカビが生える」と言っても、なかなか短期間で食べきるのは難しいし、大きなお徳用サイズならなおさら使うのに時間がかかるもの。そこで、開封後は冷凍保存がおすすめです。凍らせてしまえばカビ菌の活動が止まって長く使えます。開封後、次に使う日数が2日以上空くようでしたら冷凍を始めましょう。

上手な冷凍保存法

冷凍するときは、以下の点に気を付けるとうまく保存ができます。

臭いうつりに気をつける

チーズは臭いを吸着しやすい性質があるため、冷凍庫の臭いを付けないようにラップや封をしっかりとします。

塊を作らない

チーズ同士が塊のまま凍結して使いづらくならないように、ほぐして冷凍庫に入れます。チーズをパンパンに詰め込むのも塊を作る原因になるため避けます。

平らなところで冷凍する

平らなところにチーズを置き、なるべくチーズに偏りを作らないように凍結させます。

実際に冷凍してみましょう

用意するもの・・・フリーザーバッグ、ラップ

パターン1.フリーザーバッグに直接いれる



袋にチーズを入れます。あまり詰め込まずに、1割ほどのスペースを開けておいてください。チャックを閉めるときは、チーズがくっつかないように少し空気を入れておきましょう。画像の袋(小)で約100グラムです。


パターン2.ラップに小分けして、フリーザーバッグに入れる




広げたラップの中央に、チーズを平らに置きます。スペースを1割開けた状態で包み、フリーザーバッグに入れます。画像の包みで約30グラムです。


冷凍後


冷凍後のフリーザーバッグに直接入れたシュレッドチーズ


冷凍後のラップに小分けしてフリーザーバッグに入れたシュレッドチーズ


冷凍して5時間経った状態です。フリーザーバッグのチーズもラップ包みのチーズも、ぱらっときれいにほぐれました。


冷凍後の注意点


食べる分だけ解凍しましょう

冷解凍を繰り返すと加熱したときの糸引きが悪くなったり、かえってカビが生えやすくなります。必要分だけ取り出して使用しましょう。

必ず加熱してください

冷凍すると長期保存が可能になるため、その間に低温に強い菌が付着する可能性があります。必ず加熱して使用してください。サラダなどに生のチーズを使う時は、封を開けて2~3日以内のものにしてください(残ったら冷凍、加熱をお願いします)。

冷凍してもなるべくお早目に

冷凍中もチーズの品質はゆっくりと劣化していきます。チーズがおいしいうちに食べてしまいましょう。

おわりに



ピザやトースト、ホットメニューにあると便利なシュレッドチーズ。冷凍にはひと手間かかりますが、これからは「開けたら冷凍庫へ」を習慣にしていつでも美味しくとろけるチーズを楽しんでくださいね。


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